特別給付金の10万円の使い道に【投資を始めてみる】という方、多いみたいですね。
何から手をつけたら良いかわからない。選べない。損が怖い。こんな理由で投資デビューを先延ばしにしている方の背中を押すつもりで書きます。
あきらめずに最後まで読んでください(笑)
株で儲かる仕組み
まずは株で儲ける!利益を出す!というのはどういった仕組みでしょうか?
答えは単純で、
株価が安い時に買い、高い時に売る。その差額が利益になります。
??????がすでに浮かんでいると思いますので「パナソニック」の株価を例に見ていきましょう。
まずは株価が安い時
4/30の時点での株価は836円/1株になっています。
ちなみに日本株は基本的に100株単位での売買になるので、この時点でパナソニックの株を買いたい場合は
836×100株=83,600円必要になります。このぐらいですと、給付金の10万円で買えますね。
では次に株価が高い時
6/9時点で1,017円/1株です。
先ほど申し上げた通り、100株単位での売買になるので
1,017×100株=101,700円ですね。
つまり836円/1株の時に買い、1017円/1株の時に売る事で
101,700円−83,600円=18,100円
この18,100円が利益になります。厳密に言うと、この利益には税金が掛かるので少し手元にくる金額としては減りますが、基本的にはこの仕組みを理解していればOKです。
※参照 株探
ステップ1~口座開設~
まずは株の取り引きをするためには証券口座を開設する必要があります。
有名どころと言えば、
1.SBI証券
2.楽天証券
この2強なので、迷わずどちらも作っておけば間違いないです。私はどちらも利用していますが、SBI証券の方が操作が簡単のように思います。
作り方はネットバンクなどと同様で、基本情報の入力と本人確認書類の提出のみになります。
詳しくはこの記事の後半で「SBIネオモバイル証券」の口座開設を順を追って紹介していますので、参照下さい。
ほとんど同じような入力内容になるので「SBI証券」「楽天証券」でも真似して口座開設できると思います。
※「SBI証券」と「SBIネオモバイル証券」は同じものではないです
ここで注意すべき点は、開設申請してから実際に口座が開設されるまで数週間掛かります。
講座開設した後にしか株の売買ができないので、欲しい株があったとしてもすぐには買えません。
なので口座の開設だけは今すぐ行い、いつでも買えるような状態にしておきましょう。
もちろん、口座の開設費や管理費などは無料なのでとりあえず口座開設しておくことが投資家への一歩です。
※「SBIネオモバイル証券」のみ月額220円管理費が掛かります。
開設申し込み後、数週間で書類が届きます。そこにログインIDやログインパスワード、取引に必要な「取引パスワード」が記載されていますので
大切に保管しましょう。
ステップ2~入金~
少しずつ実践に向かっていきます。
口座開設が終わりましたら、SBI証券や楽天証券の証券口座にお金を入金しなくてはいけません。
これらは、みずほや三菱など皆さんが普段利用している銀行口座と紐づけしておくと24時間いつでも証券口座にお金を移すことができますが、
ATMや銀行窓口からでも入金出来ます。
SBI証券を例に見ていきます。
サイトにログインした後、入出金・振替の部分から振り込みます。
以下のようなネットバンキングがあると即時振り込みができるので便利です。
もし持っていない場合でも、振り込みもできるのでこちらから行います。
入金してから実際に株の売買に使えるようになるまで数日かかるので、余裕をもって入金しておきましょう。
ちなみに証券口座にお金を入れておくだけで費用が発生する事もないので安心ください。
だんだんと準備が整ってきました。
ステップ3~銘柄選択~
これが全てと言っても良いでしょう。そして、初心者が必ずぶつかるのがこの段階です。
選び方がわからない。儲かる株はどれ?
1つだけ先に言っておくと、儲かる株はどれ?の質問は愚問です。
これがわかれば全人類億万長者です(笑)
株式投資の本質は、その企業を応援することにあります。なので最初始めるにあたり、自分の興味のある企業、分野に投資することがお勧めです。
例えば、ディズニーランドが好きな人はオリエンタルランドの株を買ったり、飛行機が好きな人はANAやJALの株を買ったりと、自分が応援したい企業、興味のある企業に投資をすることで株価と共にその企業への関心がより高まります。
でもやるからには儲けたい。って気持ちもありますよね。分かります。
利益の出し方には、大きく2種類あります。
1つ目が、最初にパナソニックの例で紹介した、安い時に買い、高い時に売りその差額で利益を出す方法です。
これを「キャピタルゲイン」と言います。ここテストにでます。
2つ目が、配当金です。
配当金とは、年数回、企業が株主に還元するお金のことです。お小遣いです。これは有る企業と無い企業がありますが、必ずしも配当金が有り尚且つ高い企業が良い企業とは言いません。この辺は少し、難しい話になるので今回の投資家デビューの記事では割愛します。
配当金は大体、株価の1~5%の所が多いです。キャノンを例に見てみましょう。
1株当たり、75円の年や80円の年があります。値段の変化は業績などに影響されます。先ほど言った通り、基本的に100株単位での売買なので、80円×100株=8,000円を配当金としてもらえる訳です。
キャノンは例年通りいくと、年2回配当を行っているので8,000円×2回=16,000円を100株の株を保有しているだけで貰うことができます。
これってかなり大きいですよね。ちなみにキャノンの株価は
2020年6月某日で2,272円です。×100株ですので227,200円あればキャノンの株が購入できるという事です。
227,200円で買った株を1年持ち続けると、16,000円貰えるってすごいことですよね。銀行に預けていてはこうは行きません。
16,000円÷227,200円×100%=約7%
年利で7%です(笑) これ銀行の数百倍の利率ですよね。
ここで「キャノンの株もっておけば良いってことか。なんだ簡単じゃん」って思うのは早いんです。
これには配当性向やその他問題が出てくるので、中・上級編の際説明しますね。
ここでは、配当金という利益の出し方があるよ。って事を覚えれば大丈夫です。
そしてこの収入の事を、「インカムゲイン」と言います。
復習です。
キャピタルゲイン・・・売買の差額によって利益を出す。
インカムゲイン・・・・配当金によって収入を得る。
もう一つ銘柄選択の参考になるのが「株主優待」です。株主に対し自社製品などをプレゼントしてくれます。
配当金と同様で、株主優待も有る企業と無い企業があります。
株主優待の例として「日清」を見てみましょう。SBI証券の検索の部分から探します。
続いて株主優待を選択してみましょう。
そしたら写真と共に、取得条件を見る事が出来ます。
さすがは日清。カップヌードルなど3,000円相当の優待品を株主になることで頂けます。
「権利確定日」とは、日清で言うと3月と9月に株を持っているとこれらの優待品がもらえます。
googleやYahooで「企業名 権利確定日」で検索すると知ることが出来ます。
例えば日清の権利確定日が「3月27日」だとすると、3月27日その日だけ株を持っていたとしても優待を頂けます。
また、先ほど紹介した「配当金」もこの権利確定日に株を所有していることを条件に受け取る事ができます。
じゃあ、様々な企業の配当金や優待狙いで権利確定日だけ持つ作戦を取ろう。と思うかもしれませんが、これは多くの人も同じことを考えていて、ほとんどの企業の株価はこの権利確定日に向かって上昇していきます。そして権利確定日を過ぎたら、下げる傾向にあります。一概には言えませんが、こればかりを狙った売買をすると高掴みをして売る時には安くなっている。結果的に、配当金と株主優待をもらっても損をしてしまう、ということもあるのです。
実践的な話になりましたが、株を始めてみるとこの感覚が分かってきて面白いですよ。
これらを踏まえて銘柄が決まったら実際の購入・売却方法を見ていきましょう。
ステップ4~買い方・売り方~
SBI証券の画面で説明しますが、基本的に楽天証券含むほとんどの証券会社も同様の画面です。
ログインしましたら、ステップ3で決めた銘柄を検索します。今回は「JAL」を例にしてみましょう。
検索することで以下のような画面に移ります。
ここで「現物買い」を選択し、購入に進みます。売るときは「現物売り」になりますが後に説明します。
今回はデビュー向けの記事なので、隣の「信用買・売」は説明を省きます。無視して大丈夫です。
続いて、このような画面に移ります。
注文画面ですね。
・現在値が「1,948」なので今JALの株を買いたい場合は、×100株=194,800円で購入可能です。
・その下の始め値、高値などは今日の1番高い値段をつけた金額等の情報ですが、今回は無視でOKです。
・取引は「現物買」
・市場は「東証」
・株数は100株単位なので、200株や300株買いたい方は合わせて変更します。
・価格の部分の説明です。売買の基本は「指値」と「成行」の2種類を覚えれば大丈夫です。
「指値」とは、自分で購入するタイミングを決定できます。例えば、現在1株/1,948円ですが、これが1株/1,940円に下がったら買いたい。と考える場合は
そのまま「1,940」と打ち込みます。この場合、JALの株価が1,940円に下がったら勝手に売買してくれる予約みたいなものです。注文したらあとは下がるのを待ちます。「条件なし」という部分については、そのままいじらなくて大丈夫です。「寄り指・引き指」等選べますがまだ今は知らなくても問題ありません。
「成行」を次に説明します。
こちらは分かりやすく、今の値段で即取引したい時に選びます。今回のJALの場合は1,948円で注文ということです。取引量によって多少の値段の前後はありますが、基本的には即時取引完了し株を購入することが出来ます。こちらも「条件なし」で大丈夫です。
・その次「期間」ですが、基本は「当日中」で大丈夫です。
「指値」で注文した場合、下がって欲しい値段までなかなか下がらない場合は、今週中などを選択しておくと1週間注文を持ち続けられます。
逆にこの期間中に「指値」の値段まで下がらなかった場合は、取引は成立しません。特に手数料なども取られずお金は戻ってきますので、再度注文するのも良いでしょう。
・最後に「預かり区分」の説明です。
これはよっぽどの事が無い限り「特定預り」を選択します。先ほど、株の売買で得た利益には税金が発生する。と伝えしましたが、この特定預かりにしておくと勝手に税金を計算してくれ納税した状態で利益が確定します。なので面倒な税金計算や確定申告を必要としません。
逆に確定申告が必要な場合は、「一般預り」を選択します。
・最後に口座を開設した時に送られてくる種類に記載された、「取引パスワード」を入力して注文確認画面で確定すれば、購入完了です。
これで投資家デビューです!!!
買っただけでは利益になりませんので、売る時の事も見てみましょう。
購入した時と逆で「現物売」を選択します。
・通常/逆指値でOKです。OCOのところは選ばなくて大丈夫です。
・「現物売」
・「東証」
・売りたい株数を選択します※100株単位です(何度も言ったのでそろそろ覚えてきたでしょう笑)
・「指値」は買いの時と同じで、この値段まで上がったら売りたい!を注文できます。
「成行」も同様に今の値段で即時売りたいときに選択します。
「逆指値」はこの値段まで下がったら損を抱えたまま売る(損切)注文などができるのですが、まだ覚えなくて大丈夫です。
「指値」「成行」この2つをしっかり覚えていきましょう。
・期間や預かり区分も買う時と同様です。あとはパスワードを入力し売り注文を出せば売買完了です。
その後はまた別の株を買っても良いですし、証券口座から自身の銀行口座にお金を戻しても良いでしょう。
出金は入金と同様、入出金・振替から行います。
これが株の売買の基本になります!
一見難しそうに見えますが、1つ1つ順を追っていけば問題ないはずです。
ここまでで説明は分かった。しかしいきなり大金を使うのは怖いという方。この記事ではそんな方々も置いてけぼりにはしません!
最後に小額から始められる「SBIネオモバイル証券」を紹介します。
SBIネオモバイル証券
日本株の売買は基本的に100株単位での取引とお伝えしてきました。
しかしこれだと数十万の軍資金が必要となり、手が出ないと感じる方も多いと思います。
そこで紹介するのが「SBIネオモバイル証券」です。こちらから口座開設します。
こちらの特徴は何と言っても「1株から日本株が購入可能」という事です。
パナソニックなら800~1,000円。キャノンなら2,200~2,400円。JALなら1,900~2,000円。この辺の手ごろな値段で投資の体験ができます。
体験と言っても実際に投資を行うので、練習にもなりますし、実際に取引を行うことで株の売買について慣れます。
慣れてきたら、通常の100株単位の取引に移っても大丈夫でしょう。
SBIネオモバイル証券も、SBI証券や楽天証券と同様に口座開設を行い、買い方や売り方も全く同じです。
実際にどのように登録していくか見てみます!
口座開設の所から進み、メールアドレスを登録します。
チェック欄は全て付けて頂き、登録するとメールが届くのでそこから本会員登録になります。
本人確認に進みます。後々マイナンバーカード若しくは通知カードと免許証などを写真で撮り提出します。
その後お金の入出金口座の選択になりますが「ネオモバにまかせる」で大丈夫です。前項で説明した、確定申告等の手間を省くためです。
この辺りで、投資経験なども聞かれますのでそれぞれに合わせてお答えください。
その後様々な約款等に同意する必要がありますので、すべてのPDFを開いて同意しましょう。
基本情報の入力を完了すると「ユーザーネーム」「ログインパスワード」がメールで送られてきますので、それを元にログインして設定の続きを行います。
もう少しです。頑張りましょう(笑)
続いて初期設定と免許証などの本人確認書類のアップロードに進みます。
配当金の受け取り口座はいじらず「SBIネオモバイル証券」でOKです。
こちら該当される方はあま居ないと思いますが「インサイダー情報」を入力します。
インサイダーとは企業の取締役など会社の情報を持っている関係者は株の取り引きをするのは違法だよ。というものです。
多くの方は「該当しない」になるかと思います。
詳しくは「会社関係者とは?」を読んでください。我々一般会社員は大丈夫です!
続いて本人確認書類の提出になるので、それぞれ持っているもので写真を提出していきます。
ここまで完了したら、あとは書類が郵送されるまで待ちましょう。
取り引きパスワードなどが同封されていますので、そこからは取引を行うことが出来ます!
取引パスワードなどが記載されたハガキを受け取ったら、クレジットカードの登録を行い、全ての横目を完了することで期間限定ポイントのTポイントをもらえます。
マイページにて確認しましょう。
しっかりポイントも反映されていますね。また、Tポイントを連動させておくことで、現金ではなくTポイントを利用して株を買うこともできます。
最初は現金が怖いという方はお試しください。Tポイントで購入した株を売却すると、なんと現金でかえってきます。ポイントたくさんある方はとりあえず株を買っておくのも良いでしょう。
株を購入するための入金はこちらから行います。
住信SBIネット銀行口座をお持ちの方は、即時入金出来ます。
その他の方は、ネットバンキングやATMからの振り込みになります。
「お客さま専用入金口座を発行」から進んでいきますと、専用の振込口座が発行されます。
そちらに入金することで、ネオモバイル証券に利用可能金額として反映されますので株を購入でいるという訳です。
入金してから数十分後には、利用可能金額として反映されています。
実際に購入してみましょう。
今回は「KDDI」を購入してみます。検索欄に入力します。
ちなみに自身のTポイントと紐づけすると以下の様に反映され、お金の一部として使うことができます。
このような画面に移るので下に進んでいき、購入手続きに移ります。
買い方としては「金額指定」と「株数指定」があります。
「金額指定」は自分の使える金額を入力することで、何株買えるのかを算出してくれて買うことができます。
「株数指定」では何株買いたいのかを入力することで、それにいくら掛かるのか算出してくれます。
今回は「利用可能金額10,000円」と「Tポイント約2000ポイント」あるので、株数3株で算出してみました。
いくらのTポイントを使うか等の入力をした後、取引パスワードを入力し注文を確定することで株の購入ができます。
あとは自身のトップページに値動きや損益金額が表示されますので、一喜一憂しましょう(笑)
最後に月額利用料のお話です。
ネオモバイル証券では220円/毎月の利用料金が発生します。ここだけご注意ください。
ですが毎月期間限定ポイントが200ポイント付与されますので、実質の月額は20円になります!
株を始めたいと思っている方は、このネオモバイル証券から始めるのがリスクを抑えて慣れるという意味では適しているかと思います。
もう一度言いますが最大の特徴は1株から購入できる点です。
無理なく投資デビューするにはもってこいですので、こちらから始めてはいかがでしょうか!
ここまで準備を終えて、株に興味が出ていた!という方向けに入門書も紹介しておきますね。お勧めです。
ちなみにこちらの「ZAi」は株において超有名雑誌になります。
中・上級者やテクニカルやファンダメンタルを学習したい方はこちらでオニール信者になりましょう。
お付き合い頂きありがとうございます。
以上!!!
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