あぐもんです!今回の記事は自身の知識の整理を込めて、飛行機のマイルについて徹底的に解説していきたいと思います。マイルって聞いたことはあるけど、詳しくはわからない。貯めてはいるけど使い方がわからないなど、主に初心者に向けた解説記事にしていきたいと思います!
文章多め、ボリューミーになると思いますがお付き合い頂けたら嬉しいです:)
1 マイルって何?
よく耳にするマイル。
そもそもマイルとは何でしょう?マイル=マイレージとも言いますがこの記事ではマイルで統一したいと思います。
マイルとは距離や速さの単位になります。アメリカなどでは採用されていますが、日本でいうkm=キロメートルと同じと考えてもらえたら良いです。
ちなみに、1マイル=1.61kmとのことです。野球の大谷投手のストレートが約100マイルなので日本の球速に直すと約161kmぐらいですね!余談です(笑)
しかし飛行機のマイルとなると本来の意味とは異なり、ポイントのように考えている方は多いと思います。
飛行機に乗った距離(マイル)=貯まるマイル数、となりますのでその考え方で大体合っています!
基本的なマイルの性質については理解していただけたでしょうか?
続いてマイルの貯め方について解説していきたいと思います。
2 マイルの貯め方
では実際にどのようにマイルを貯めるのか。
大きく分けて2種類の貯め方があります。
1つ目が、飛行機に乗ることによって貯まるマイル
2つ目が、クレジットカードなどを使い買い物をすることによって貯まるマイル
1つ目の飛行機に乗って貯める搭乗マイルはイメージしやすいかと思います。飛行機の世界では、目的地までの距離をkmではなくマイルで表現します。
例えば、東京-ニューヨーク間の距離(マイル)は6,723となります。これは片道なので往復すると13,446になります。では果たして、飛行機に乗りニューヨークまで行った際13,446マイル貯まるかと言うとそうではありません。ここで重要になってくるのがチケットクラスです。チケットクラスによって積算されるマイルの量が変わってくるのです。すこし難しい話になりそうですね(笑)
チケットクラスについては別で記事を書いてますので参照下さい!
例としてJALにて日本-ニューヨーク間を
- 座席クラス/エコノミー チケットクラス/V
- 座席クラス/ビジネス チケットクラス/X
- 座席クラス/ファースト チケットクラス/F
この三つでどのくらい積算マイル数に違いがでてくるのか見てみましょう。
まず1つ目のエコノミー/Vのチケットですが、JALにおけるVクラスのマイル積算率は50%になります。よって貯まるマイルは、
6,723(区間マイル)X0.5(積算率)X2(往復)=6,723マイルとなります。
続いて二つ目のビジネス/Xのチケットは、マイル積算率125%となります。一気に増加しましたね!値段も高額なビジネスクラスのチケットはマイルも貯まりやすいのです。
6,723(区間マイル)X1.25(積算率)X2(往復)=約16,807マイルになります。
最後に三つ目のファースト/Fのチケットです。こちらは積算率150%になります。よって貯まるマイルは、
6,723(区間マイル)X1.5(区間マイル)X2(往復)=20,169マイルとなります。エコノミー/Vと二倍以上の差がつきましたね!その分値段はと言うと約10倍はします。軽々100万円を超えてきますので、我々庶民は自費で搭乗する機会はないでしょうね(・ω・)
このほかにも各航空会社が独自に行っているキャンペーンでボーナスマイルも加算されることも多いですが、基本的にはマイル積算の計算方法は上記のものとなります!
また、チケットクラス毎のマイル積算率についてはANA、JALともにHPにて調べることができます。
クレジットカードでの貯め方
では次は、クレジットカードなどでの買い物によって貯まるマイルについて説明したいと思います。クレジットカードをお持ちの方は多いと思います。その中で、航空会社と提携しているクレジットカードを持ってますか?例えば、JALカードやANAカードになります。
参考画像として雑すぎますが(笑)このようなカードです。
そうしたカードを持っていると、普段のお支払いでカードを使うことにより、使った金額の0.5%~1%がマイルとして還元されます。中には2%のものもありますが、ほとんどが0.5~1%に収まるのでこのような書き方で進めさせて頂きます!
10,000円の商品をJALカードを使い支払った場合、0.5%分がマイルとして貯まります。この場合は50マイルですね。先ほどの飛行機に乗って貯まるマイルに比べて、少ない!と思ったかもしれません。しかし、日々の支払いをカードに集約しコツコツ使い続けることによって一年後には数万マイル貯まる方もいます。同じ金額を払うなら、カードを使い上手にマイルを貯めたほうが得した気分になりますね:)
この他にもマイルの貯め方は様々あるのですが、主な2つを紹介させて頂きました。
では次の章では、貯めたマイルをどうやって何に使うのかを解説していきたいと思います!
3 マイルの使い方
貯めたマイルはどのようにして使うことができるのか?主な2種類の使い道を紹介します。
1つ目 特典航空券にかえる
2つ目 座席のアップグレードに使用する
まずは、特典航空券について解説していきます。
飛行機に乗るには、お金を支払ってチケットを購入する以外に貯めたマイルを使いチケットを取得することが出来ます!マイルを使って購入した航空券を特典航空券といいます。
どのぐらいのマイル数で、どの行先のチケットを購入できるのか。
ANAとJALの国際線(海外)、国内線(日本国内)でそれぞれ必要マイル数を比べてみます。
ANA
国内線(片道)
羽田-伊丹 普通席/6000マイル
羽田-沖縄 普通席/9000マイル
国際線(往復)
東京-ソウル エコノミー/15000マイル
東京-ニューヨーク エコノミー/50000マイル
ビジネス/85000マイル
ファースト/150000マイル
JAL
国内線(片道)
羽田-伊丹 普通席/6000マイル
羽田-沖縄 普通席/7500マイル
国際線(往復)
東京-ソウル エコノミー/15000マイル
東京-ニューヨーク エコノミー/50000マイル
ビジネス/100000マイル
ファースト/140000マイル
※2019年4月1日現在
上記の表は、レギュラーシーズンの基本マイル数です。繁忙期や閑散期では必要マイル数に増減がございます。もちろんこの他にもたくさんの都市に就航していますので、興味のある方は検索して必要マイル数を調べてみて下さい!
比べて頂くと、行先や搭乗する座席クラスでもマイル数にばらつきがありますね!国内線に搭乗する為には、1年間クレジットカードに支払いを集約させれば達成できそうなマイル数です。
しかし、国際線のビジネスやファーストといった上位クラスとなるとクレジットカードの支払では貯めるのが相当難しいと思います。
飛行機に乗ると貯まるマイルと日々の支払で貯まるマイル双方により約100000万マイルを目指しましょう!では、やっとの想いで貯めたマイルがあれば必ず飛行機に乗れるのでしょうか?
実はここに特典航空券の落とし穴が2つあります。
1つ目が、特典航空券に対する空席がなければ乗れない、というものです。
飛行機の座席は約200~300席程ですが、そのなかで特典航空券に対し解放せれている席は1割も満たしません。仮に1割だとしたら20席程の特典航空券の解放席が埋まると、残りの180席が空席だとしても基本的には取る事はできません。基本的には、と言ったのは搭乗日直前になっても飛行機全体の空席が多数ある場合は、特典航空券に対し枠を増やしたりします。
1割だと数が少ないと思いますが、航空会社側からするとお金を払って有償で乗ってもらいたいですからね(笑)仕方ないです。さらに、ファーストやビジネスなどの上位クラスともなると、大体2~4席程しか特典航空券に解放されたいません。希望日や、連休などにとりたいとなったら熾烈な競争になります!
2つ目が、ANA/JALのマイルの有効期限は付与された日から3年間、というものです。
両社共通で、付与されてから3年するとマイルが失効されてしまうので計画的に使用し、上手に旅行に行きましょう。
以上2点がデメリットになりますが、上手に使えば安く豪華な旅行ができるのが特典航空券の魅力になります。私は完全にマイルに取りつかれた人間なので、解放席の争奪戦などは気合が入り燃えますね(笑)ある程度の縛りがあるほうが何事も楽しいですからね!
次にもう1つのマイルの使い方です。
座席のアップグレードに使用する
最初から特典航空券で無料でチケットを確保する以外にも、有償で買ったチケットをマイルを使って上位クラスにアップグレードすることも可能です。
全ての種類のチケットがアップグレード出来るわけではなく、ここで重要になってくるのが度々登場チケットクラスです。
チケットクラスについては別の記事にしてますので、そちらを参照下さい。
マイルの貯め方の方にリンクがあります。
アップグレード対象のチケットをあらかじめ購入することで空席次第では、上位クラスにマイルを使ってアップグレードすることができます。特典航空券の解放席同様、こちらのアップグレードにたいしても席数の制限がかかっています。
では、アップグレードするにはどのぐらいのマイル数が必要になるのか見てみましょう。
ANA(国際線/片道)
ニューヨーク行
エコノミー
→プレエコ/マイルでのU/G対象外
→ビジネス/28000マイル
ビジネス
→ファースト/45000マイル
JAL(国際線/片道)
ニューヨーク行
エコノミー
→プレエコ/20000マイル
→ビジネス/30000マイル
ビジネス
→ファースト/45000マイル
頑張って約30000マイル程貯めると、片道アップグレードできるチャンスがありますね!
表の書き方の通り、エコノミー/プレエコ→ファーストのように間のビジネスを飛ばしたアップグレードは不可となっております。プレエコはエコノミーとしての扱いに近いので、プレエコを飛ばして、エコノミー→ビジネスは可能です。
また航空会社によっては当日空席があれば、マイル以外にも現金を使ったアップグレード制度などを設けている所もありますので、興味がある方は調べてみて下さい。私もいつか記事にしますね。
まとめ
今回の内容で少しはマイルについて知識を得て、興味を持って下さる方がいたら幸いです!
基本的な解説ばかりでしたので、貯め方/使い方の細かい所や実際の特典航空券の申し込み方などは、また紹介したいと思います。
是非今日からマイル沼にどっぷりつかりましょう。
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