意外と知らない!飛行機の座席クラスとチケットクラスの違いについて

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チケットクラス

こんにちは。飛行機の中の人あぐもんです。

今回は飛行機に乗る際に重要になる座席クラスと、チケットクラスの違いについて解説していきます。

目次

1 座席クラスとは?
2 チケットクラスとは?
3 チケットの払い戻し、変更に対する制限について
4 座席アップグレードの条件

1 座席クラスとは?

飛行機には大きく分けて4つのタイプの座席があります。

ファーストクラス ・ビジネスクラス ・プレミアムエコノミークラス ・エコノミークラス

座席の広さ快適さ、機内食、ラウンジなどは、座席クラスに応じたサービスを受けることになります。値段は、ファーストクラスから順に高額となっており、日本~欧米間では往復200万円もするチケットも存在します。私には遠い世界ですね( 一一) 

私を含めほとんどの場合、エコノミークラスやプレミアムエコノミーまたは、ご褒美としてごく稀にマイルを使った特典航空券でのビジネスクラス(ファーストクラス)に搭乗することになるでしょう。特典航空券については、別の記事にて紹介しています。

座席クラスが4種類という事は、値段も4通りしかないのでは?
と思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。普段購入することの多いエコノミークラスの中にも値段が段階的に分けられています。

なぜこのような設定がされているかと言うと、航空券の元々の値段はとても高額です。それだと誰もが気軽に旅行や出張に行くことが出来なくなってしまう為、航空券に様々な制限やルールを設ける事によって値段を安くし提供しています。制限やルールについては後程説明いたします。

では、その制限やルールはどうやって知ることができるのか。それらを事項のチケットクラスとは?で紹介していきます。

2 チケットクラスとは?

前項の座席クラスで紹介しましたが、同じ座席クラスのチケットでも値段が段階的に分けられています。例を見てみましょう。

JAL 座席クラス(エコノミー)

JALのエコノミークラスのチケットは、Y/B/H/K/M/L/V/S/O/G/R/Q/N のアルファベットからなる13種類に分けられています。(2019年4月1日現在)

こちらに列挙したアルファベットがその航空券のチケットクラスになります。

もし皆さんが過去に旅行に行った際の、チケットの控えや旅程の書かれているE-TICKETといったものをお持ちであれば見てみて下さい。そこには

航空会社/便名/クラスの欄に JAPAN AIRLINES/JLXXX/Y.B.H.Kなどのアルファベット

のような形で記載されていると思います。今まで気にしなかったかもしれませんが、必ず全ての航空券にこのようなチケットクラスが割り当てられており、ファーストクラスやビジネスクラスも同様にいくつかのチケットクラスに分けられています。記載の仕方は各航空会社によって異なりますが大体は似たような表記になっています。

下の写真の  B(Economy) と書かれた部分です。こちらは座席クラスエコノミー、チケットクラスBということになります。

今回はJALを例に挙げましたが(画像はJALのものが持ち合わせがなく大韓航空のものです)、これらはANAやまた世界の航空会社でも同じです。アルファベットの種類に関しては航空会社によって異なります。

ではこのチケットクラスの違いがどんな影響をもたらすのか、事項で説明していきます。

3 チケットの払い戻し、変更に対する制限について

またJALのエコノミークラスを例に挙げて説明します。

まず値段ですが、基本的にYが一番高額であり、Nに向かって値段が下げられています。制限について少し触れましたが、高額なチケット程制限が緩いことは予想がつくと思います。

突然の予定変更や、仕事が入り飛行機を変更しなくては!!などの場合、自身の持っているチケットクラスによって4つの方向に対応が分かれます。

1,日程変更やキャンセルに手数料が掛からない場合

2,日程変更やキャンセルも出来るが、手数料が掛かる場合

3,日程変更もしくはキャンセルどちらか一方が、手数料を払うことで出来る場合

4,日程変更やキャンセルが不可の場合

1の場合は何の問題もなく、キャンセルや予定の変更ができます。つまり高額なチケットということです。JALのエコノミークラスで言うと、Yクラスのチケットがこの条件に当てはまります。

次に2の場合、変更希望日に手数料(主に数万円)を追加で支払うことにより変更したり、キャンセル手数料(こちらも主に数万円)を差し引いた金額を払い戻しすることが出来るといったチケットクラスになります。

3に関しては、2と同様ですが日程変更もしくはキャンセルができないチケットクラスになります。少し複雑なので追記します。

例)2019/4/1から2019/5/1に旅程変更したい。

この時、3のチケットクラスにおいてはキャンセルは手数料を払うことで差額の払い戻しは可能だが、日程変更ができないといったものも存在します。このチケットの場合予定変更するために、一度キャンセルをし払い戻しを受ける→再度5/1でチケットを探す必要があるということになります。

2,3に関しては、B~Gのチケットが当てはまることが多いです。

4に関しては、キャンセルも変更も不可。キャンセルしても1円も戻ってこないし、変更もできないチケットクラスになります。制限がキツくかかっていますね。その分格安なチケットになります。QやNなどがそれに当てはまることが多いです。

チケットを選んで購入するといった機会が今まではなかったかと思いますが、次回旅行や飛行機に乗る予定のある方は是非こちらのチケットクラスにも注目していただき、自分の持っているチケットがどんな特性があるのかを知っておくといいかもしれませんね!

次にチケットクラスを選んで購入する方法ですが、旅行サイト(Booking.comやSky scanner)から購入する場合や旅行代理店(HISやJTB)で用意されたチケットでは、予めチケットクラスが決まっているものが多く自身で選べる機会は少ないです。
ではどんな時に選べるかと言うと、JALやANAなど航空会社の公式HPから購入する場合です。航空券を購入する際、公式HPから進むと同じ座席クラスのチケットでも値段が選べたり、変更可能なチケットを選んで購入することが出来ます。

JAL エコノミークラス 行先/韓国 6/1~3で例を見てみましょう。

検索ボタンで進もう!

このように検索をすると値段の横に、運賃を選択するといった項目があります。進んでみましょう。

この画像重要なところなので大きめにします

はい、するとどうでしょう。エコノミークラスなのに運賃が選べるようになりました。運賃の下に変更や払い戻しの可否について記載されていますね。この部分を見て、どのチケットを購入するか決めるのも良いですが、もう少し詳しくチケットの内容を知りたい方は、さらにその下の運賃規則を確認する。に進んでみましょう。すると…..

アルファベットからなる、チケットクラスとその制限やルールについて記載されています。ここまで確認してから購入すると自分がもし急な予定変更があった際も対応できそうですね!

では事項で、高額なチケットクラスの航空券のメリットについて紹介したいと思います。


4 座席アップグレードの条件

1 座席クラスとは? で紹介しましたが、飛行機には主に4種類の座席があり、主に搭乗する機会が多いのはエコノミークラスかと思います。ですが、購入したエコノミーのチケットを自身のマイルを使ってビジネスクラスなどの上位クラスにアップグレードすることが可能です。

しかし、全てのチケットがアップグレード出来るわけではありません。対象となるチケットクラスが存在します。それが高額なチケットになるのです!ではどのようにアップグレード対象かどうか見極めるのか、前項のJAL韓国行きの例で挙げた最初の画像に戻ります。

検索の前にエコノミークラス運賃と書かれた欄に進んでいくと、次のような選択肢が表示されます。

この中の、アップグレード特典対象運賃を選んでから、検索に進むことで対象のクラスのチケットを購入できます。多くの場合、旅行代理店や旅行サイトから購入したチケットはアップグレードの対象ではありません。マイルが余っており、使いたいと思っている方は是非この方法で対象運賃を購入し試してみてください!

また、少々値段の高いチケットクラスの航空券はマイルの積算率も高く、マイルが貯まりやすいというメリットもあります。

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まとめ

ここまでの説明で少しでも座席クラスやチケットクラスの違いについて理解してもらえたらうれしいです( *´艸`)

今回の内容を簡単にまとめると

・格安なチケットは日程変更やキャンセルも難しくアップグレードの対象外となる

・高額なチケットは変更が柔軟に効きマイルを使ったアップグレードも対象となる。マイルも貯まりやすい

です!次回の旅行では是非自分のチケットクラスを気に掛けてみてください。

さて、最後の方にでてきたマイルという単語。聞いたことはある方多いと思いますが、詳しくは知らない方もいると思います。

なので次回は、今更聞けないマイルの基本の基!を解説したいと思います!

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